2023年10月、福岡県久留米市のマンションで女性の腐乱した遺体が見つかりました。この女性は、この家に住む小学校教員の渡邉彩さん(35)と分かりました。そして、死体遺棄の疑いで、夫の渡邉司容疑者(41)が逮捕され起訴されました。
事件が起こった経緯はこちらの記事をご覧ください。
渡邉容疑者とはどんな人物か?
渡邉司容疑者は、福岡県内にある小さなIT企業の役員だと判明しました。会社HPなどを探しましたが見つかりませんでした。
家族構成は、渡邉司容疑者、渡邉彩さん、9歳と5歳の子供の4人家族とわかっています。
裁判が開始される
渡邉司被告の初公判が2024年1月12日に開かれ、渡邉司被告は死体遺棄の罪を認めました。
起訴状によると、9月21日頃から発見されるまでの約1カ月間、彩さんが死亡していると分かっているにもかかわらず死体を放置した罪です。
検察側の冒頭陳述で、2023年9月21日の午前3時ごろ、当時実家にいた渡邉被告が彩さんに自宅マンションに呼び出され、それから約5時間以内に彩さんが亡くなったことが明らかにっています。
また、渡邉被告は彩さんの勤務する学校に、「妻の体調がすぐれないため2日間ほど休ませてほしい」と連絡。 しかし、その後も彩さんが出勤しないことから、学校側が何度も彩さんに会わせてほしいと連絡したものの、渡邉被告は「妻は辞職すると言っている」などとウソをついていました。
彩さんの勤務する校長から連絡を受けた彩さんの弟が、2023年10月19日に渡邉被告とともに自宅マンションに入り、遺体を発見したそうです。
遺体には布団がかけられ、周りには消臭剤が置かれていたということです。子供達には、部屋を閉めて悟られないようにしていたことや、匂いがしたので子供とホテルへ滞在することにしたことが明らかになりました。
渡邉被告は、「生前の妻との関係から埋葬しようという気持ちになれなかった」と話しています。
殺人容疑で再逮捕される
同じく1月12日、渡邉被告が殺人容疑で再逮捕されました。
彩さんの首を圧迫し、窒息死させた疑いがもたれています。遺体の腐敗が激しく、司法解剖でも死因は不明でしたが、複数の医療関係者から見解を聞くなどし、窒息死と断定したようです。
渡邉容疑者は、「弁護士に相談してから決めます」と認否を留保しているということです。
事件に対する世間の声
「弁護士に相談してから決めます」 その時点で真っ黒だろ
マンションのことで奥さんとどのように揉めたのか分かりませんが、子供たちが一番可哀想。 子供たちの母親の命を奪っただけでなく加害者家族にもしてしまった罪は重い。
年間殺傷事件の半数以上が夫婦や親子。 家族は難しいね。
※Yahooコメントより抜粋
殺人容疑を否認! (追記:2024年1月17日)
渡邉容疑者は、「口論の末に妻は自殺した」と話していることが分かりました。
渡邉容疑者と彩さんは育児や家事のことで度々口論となっていて、去年9月ごろには新居購入を巡るトラブルもあったとみられ、警察が動機を調べています。
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